セクハラとマッサージの境界線

case1 

仕事で疲れていたところを後輩に見抜かれ癒されるからぜひ行くべきだとゴリ押しされたので怪しみつつも店までやってきた天才会社員ユンギがマッサージ屋の主人ジンにマッサージと言う名のセクハラを受けながら最終的に涙目になってジンの目の前で噴水のように射精をしてしまう話 / jnsg / jksg

誰も居ない静かな部屋でずっと響いていた無機質なタイピング音。やっと青い線がピッと伸びて上書き保存を終えた事を知らせてくれる。USBをパソコンから引っこ抜いて少しだけ残っているとっくに冷めきったコーヒーを飲み、椅子の背もたれに身体を預けてしならせるようにして伸びる。この厄介なプログラムの所為でここ2週間ろくに寝ていないからか、身体も心もすっかり疲れきっていた。


パソコンを閉じ、無駄に明るかった室内の電気を消し、部屋を後にした。エレベーターの中で一緒になったのは、今年入ってきたばかりの新人。とはいえ、顔良し、スタイル良し、愛想良し、おまけに仕事も出来るとかいうすげぇ完璧な奴で、入ってきた時は各部署からの人気が凄くて会議にまで発展したくらいの大物新人だ。何が気に食わないって、

 

「あれ?先輩疲れてます?」

 

見ただけで毎回俺の体調、気分を当ててくる。心配だと言いたげなその整った顔が近付いてくるもんだから、戸惑って後退りしてしまう。


とうとう角側まで追い込まれてしまい、俺より身長の高い新人の唇がゆっくり下がってきてキスされる、と思いきやその唇は俺の唇をわざとらしく通り越し、耳たぶを噛んだ。

 

「んっ…」

 

突然のことに驚いて声が出たのに慌てて片手で口を押さえる。それでも悪巧みをやめない新人は音を立ててピチャピチャと耳の中に舌をいれて、きっと悪気しかない。


いつの間にか新人の片手は俺の腰を抱いて、片手は俺の首元を抱き締めるようにして、快感で震えて立てなくなりそうな俺を完全にホールドしていた。

 

「ねぇヒョン。このまま食べちゃいたいけど生憎俺これから用事あるんだよね。」

 

首筋を親指でツーッとゆっくり撫で上げながらそう告げられた。

 

「べつっに…っ」

 

なんて俺が反抗すると、

 

「ん?なに、ロビーで抱いて欲しい?」

 

ロビーまだ人いっぱい居るよ?いーの?なんてわざとらしく笑って俺に問いかけてくる。これ以上反抗したら本当にロビーで犯されそうだし、ちょっと寂しい気持ちになってるのは確か。

 

「とりあえずヒョン、今日はマッサージでも行ってきなよ」

 

にやっと笑ってそう呟いた。


相当疲れていたのか気づけば、怪しげなマッサージ屋の入り口。外装は全然マッサージ屋っぽくなくて、本当にここで合ってんのか?なんて不安になる程。あいつの事だから会員制の高っけぇマッサージ屋みたいなの想像してたけど、一軒家?しかも結構こじんまりとしてる。真っ白なドアに金色のドアノブ。その金色をガチャッと遠慮がちに回せば、

 

 

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「いらっしゃいませ。おひとり様でしょうか?」

 

これまたすげぇハンサムな人が出迎えてくれた。他の客なんて居なさそうだし、外は真っ白だったくせに、中は落ち着く音楽の中で茶色い木を有効利用したような内装にオレンジっぽいライトが照らされていた。少しあったかくて、油断したら寝ちゃいそうな空間。

 

「お荷物お預かりしますね?こちらにお掛けになって少々お待ちください。」

 

きっと俺よりは年上であろう店員が俺の会社カバンとスーツのジャケットを持って奥に入って行った。見た感じ、部屋は奥の方にある1個しかなさそう。こんなんで経営大丈夫なのか?とか心配になる。奥の方をのぞくのに夢中になってると、


「どうかなさいましたか?」

 

といきなり後ろから声を掛けられてたちまち肩がすくむ。


「あっ、いやすいません。つい気になって。」

 

「緊張されなくても大丈夫ですよ。もう少ししたらあちらに移動しましょうね。」

 

なんて言われてしまい少し恥ずかしい。気を取り直してふかふかの椅子に座りなおすと、

 

「こちらを飲んでお待ちください。当店オリジナルの紅茶です。」

 

これまたお洒落なカップに入った紅い紅茶をテーブルに置く。店員は俺が飲み始めたのを満足そうに確認してから、

 

「今日はどんなマッサージをご希望ですか?」

 

といかにもマッサージ屋らしい質問をしてきたので、

 

「最近徹夜続きで疲れてて、全身凝ってる感じが」

 

なんてアバウトな発言にも笑顔で「わかりました。では、部屋の準備してきますね。」と対応してくれる。あの新人もたまにはいい所を紹介してくれた。

 

部屋に着くなり服を脱げと言われ、バスローブあるのでご心配なく。なんてまたあの笑顔で返される。当の本人はこれから使うクリーム?はたまたローション?の調合をしているのかこっちは見ていなかった。

 

さっきから心なしか身体が熱い。疲れが熱に出てきたのかもな。まあ男同士だし、と腹をくくってバスローブに着替えシングルベッドレベルの大きさの台にうつ伏せで寝転がる。

 

「じゃあマッサージ始めますね。」

 

という言葉を合図に店員の手が俺の腰に回った。

 

2つの腕で器用に揉まれるとだんだん変な気持ちになってくる。失礼します、と胸元の方に腕が回り、バスローブを解かれる。バスローブ締めるための長い紐が完全に解かれた頃、店員の指がバスローブの中に少しずつ入ってくる。その指が俺の乳首をかすめるたびに、「んっはあ…っ」とどうしても声が漏れてしまう。

 

「それでは、上半身からマッサージしていきますね。」

 

と店員がバスローブを腰辺りまで捲る。この時点で完全に俺の秘部は血走っていた。腕が脇の下から入り込み、胸板全体を揉み込むようにマッサージした後、両手たっぷりにローションをつけて乳首を抓られる。


「ひゃあっ…あぁっ..やっ」


どんどん熱くなる身体と淡々と与えられる快感にひっきりなしに喘ぐ俺。「声我慢しなくても大丈夫ですからね。」なんて言われちゃ恥ずかしさで泣きそうになって震え上がる。店員は急に台の上に上り込んで、快感でもはや力も出ない俺の腰の横に膝をつき、更に俺の乳首を時折爪を立てて擦る。段々我慢出来なくなってきて、身体の奥から何かせり上がってくるものを感じる。

 

「ひゃあ、らめっ…イっちゃ…っはうっ」

 

俺の言葉を聞いて店員はいきなり台から降り、俺を仰向けにした。あろうことか店員は俺の丁度腰下あたりの床に膝をつけ、俺自身を眺めた。容赦無く攻め立てあげられる乳首への刺激だけでもう限界まできていた俺自身を人差し指で根元からゆっくりなぞりあげると震え上がる俺自身。

 

「見ててあげますから、たくさん出しましょっか。」

 

なんて言葉と共に太腿の根元をいやらしく撫で上げられながら、紅く腫れ上がった亀頭を人差し指でチロチロっとなぞる。

 

「ああっ…らっ..あぁんんっ...」

 

数秒も立たないうちに俺自身からピュッピュッと白濁が溢れ出る。他人に見られながら目の前で射精するなんて恥ずかしすぎる。気持ち良さと恥ずかしさで涙を流す俺に容赦しない店員。台の上で片肘をつきながら、片方の手で止まらない俺の白い液体を俺に見せつけてくる。

 

時折、まだまだだと言うように俺自身を二本指で絞り上げたり、袋辺りをグニグニとマッサージされるだけで、全然止まらない俺の射精。いやらしく音を立ててピュッピュッと規則的に噴水のように出される。俺の脚はずっと快感で震えて、閉じようにも力が入らない。真っ赤な俺と対照的に笑顔を絶やさない店員は

 

 

 

 

 


「ねぇ、イキ地獄って知ってる?」

 

そう楽しげに呟いた。