溢れ出す愛おしさを舐めとって君と

愛を喰べて生きるグテがただただ幸せにえっちをするだけ / jkth

今日は可愛い恋人との記念日。

なんの記念日かと言うと、初めてちゅうした記念日らしい。どうやら俺の恋人は記念日お好みなようで、事あることに今日はなんたら記念日だよって朝家出る前に教えてくれる。そのくせ何ヶ月記念日たる王道記念日は忘れがちという変わった人。

「ただいま。」

俺が玄関の扉を開けて中に向けて声を掛けると、パタパタとスリッパの音が近づいてくる。「おかえりなさいダーリン！」「良い加減その呼び方やめてもらえません？」可愛くエプロンを揺らしながら口を四角くして笑って欧米風に俺を呼んで抱き着いてくる。その手にはおたま。まるで新婚夫婦かのようなこの光景に思わず頬を緩める。正直凄い可愛い。

あのね〜？きょうね〜？って今日あったことを朝から順番につらつら教えてくれるのも毎日のこと。話しながらリビングに着くと、俺のジャケットを素早く受け取ってシワにならないように掛けてくれる…なんてことはなく。俺の着てたジャケットを奪って自分が着ちゃう。そしてキッチンに立っておたまを混ぜながらジャケットの匂いくんくんしてる。その上、ぐくの匂いするうって幸せそうに言うもんだから思わずキッチン入って後ろから抱き締めた。

「…ぐくぅ？」

「ねぇヒョン、なんでそんな可愛いの？」

可愛いさしかないから困るほんとに。少しびっくりしたのか身体をぴくっとさせて俺の名前を呼んでから首だけ俺の方向けてきた。

「ん〜、ぐくがすきだから？」

微笑みと一緒に上目遣いで答えてくる、その技は一体どこで習ったわけ？生まれつき？だとしたら本当に無自覚で可愛い。思わず触れるだけちゅってして可愛いヒョンの鼻をつまむ。息できないのが苦しいのか口をパクパクさせてるのがまた可愛いくて、IHのスイッチをオフして、ヒョンの手からおたまも抜き取って、その両腕を俺の首に巻き付けるようにしながら抱き上げた。こうやって抱き上げるとヒョンの方が位置が高くなる。

「ヒョン、好き。」俺がそう言うと、「俺もすき！すきすきだいすき！宇宙で1番すき！」って返してくれる。顔はいつも通り彫刻で彫ったようなまんまだけど、その耳は真っ赤っか。照れてるんだなってすぐわかる。

どちらからともなく、唇を重ねれば少し角度変えただけで声を漏らすヒョン。顎に指を添えて、少し下に引き下げると必然的に開く口。すかさず舌をねじ込めばすぐ見つかる可愛くて熱い舌。歯列をなぞりながらゆっくり舌の裏側を舐めると気持ちいいのかぷるぷる震え始めた。

「あぅ…ぁんぅ..う...はぁふ」

震える指で俺の襟足をぎゅって掴んでくるから相当気持ち良いみたい。裏側を数回舐めてやれば、急にガクッと力が抜けてもう俺に抱き付いていられなさそうなヒョン。

「だーめ。ちゃんと掴んでて。」「やぁ..らめっ..ぁう..っ」ひっきりなしに漏れるヒョンの声と、俺たちの唾液が奏でるいやらしい音が耳に入る。少し間をついて離れるたびに俺たちを透明な糸が繋ぐ。また吸い寄せられるようにヒョンの唇に吸い付いて声を聞く。ヒョンの全てを舐めとるかのように。

しばらく耐えてたヒョンだけどそろそろ体力の限界なのかガクッと落ちて座り込みそうになるタイミングでもう一度腕に力を入れて持ち上げてキッチンの台の上に浅めに座らせた。俺の名前を甘えるように呼ぶヒョンがせっかく付けたエプロン脱がすのも勿体ないと思い、上の服を全部脱がしてからその透き通る素肌にまたエプロンの紐を掛けた。

ちゅっちゅっと音を立ててキスをしながら抱き寄せてヒョンの乳首をキュッと摘むと面白いくらいにビクって震えた。エプロンを少し退かしてペロッと舐めてみると可愛い声が漏れるわ漏れる。片方を指で時折爪を立てながら弄り、片方はたっぷりの唾液と共に舐める。俺の首に回ってるヒョンの腕はもうずっと俺の首裏に爪立ててる。今日は凄い感度が良いみたい。溜まってたかな。

ズボンも脱がせると完全に勃ち切ってるソレ。わざと触れないで、ずっと乳首だけ可愛がってた。相変わらず舌の裏筋が弱いみたいで、裏筋を舐めあげながら乳首を摘むと、今まで漏らしてた声より更に大きくなって、

「はぅ…っらめっ..んっ..いくっ..いくッ..」

って直接触ってもいないのにイっちゃった可愛いヒョン。ピュッピュッて真っ白い液体がエプロンを濡らして、フローリングにも垂れて、台にも付いて。本当エロい。はうって息吸ったり吐いたりしてイった後の余韻に耐えようとしてるけど、俺は容赦しない。ヒョンのソレにピアノを弾くかのように指を這わせて亀頭をクリクリと弄る。

「また出ちゃう？」

俺がそう聞けば恥ずかしそうに俺の肩に顔を埋めてる。ソレをギュッと握って控えめに上下しただけで、脚ピンってさせて快感に耐えてる。時折、さっきみたいに亀頭を親指でカリってすると、ヒョンが俺の首裏に吸い付く。吸い付くことで快感をどうにかしようとしてるみたいだけど、どうにもなんないよ？生理的に溢れてきてるヒョンの涙が首裏から肩を通って腕まで流れてきてるのを感じる。

「あぁ..あっ..んんあ..っひゃぁ..ああっああ」

ぴちゃぴちゃというヒョンが俺の首を舐める音と共にダイレクトに耳に入ってくる喘ぎ声。根元の方まで一緒に撫でてやると分かりやすいくらい気持ち良さそう。そろそろかなって思ってエプロンを捲って現れたヒョンのソレを見ながら上下するスピードを早めてやると、いくっいくって何度も言いながら果てた。可愛いく放たれた精液を救って後ろの穴を撫でる。ヒクヒクしてる穴は俺を何度も受け入れてるからかすんなり入る。内壁に沿って指を入れ込むとぎゅううって締め付けてくる。

「まだ１本だよ？ヒョン」

どうしちゃったの？またイっちゃうの？ってちょっと意地悪して聞いたら

「らめっ..もっいっちゃっ…ひぅ..」

って可愛い過ぎる返事が返ってくるから、ご褒美として熟知してる前立腺擦りあげる。

「ひぅっ..あんっああっっ..あぁやぁあっ..」

脚はピンってして、上半身はガクガク震えて、さっきまで俺の首吸ってたお口もそんな余裕ないみたい。代わりに気持ち良過ぎて開きっぱなしの口からヒョンの涎が俺の肩に垂れてる本当可愛い。

結局さっきイっちゃったばっかりなのにものの数分でまたイっちゃってぐったりなヒョンを抱き上げて俺の部屋のドアを開ける。セミダブルのベッドに優しく下ろせば、離れたくないのかずっと俺の首を掴んでる腕。

「だめ、離して？取りに行かなきゃ。」

コンドームを取りに棚の方へ向かおうとするもギュッと掴まれて離してくれない。耐えらんない、困ったな…って思ってたら、

「…ナマでして？」

って最上級にビッチな事言って、ヒョンが言うなら後で掻き出してやれば良いし良いやって思って服脱いでそのまま被さってキスを落とす。どうやら今日のヒョンはかなりビッチらしいから、ヒョンの腰を掴んで俺の上に乗せて騎乗位の体制にする。

自分で挿れて？って言ったら、両手で俺のソレを掴んでゆっくりゆっくり挿れようとしてるから、狙い定めて奥までひと突きしてやった。大きく喘いで俺の胸板にパタッて倒れてきた所で、抱き寄せて下からガンガン突いてやる。

「あっあっあっ..ああ..ぁあんっ」

俺が突くのに合わせて可愛い声が漏れるから俺のソレもどんどん大きくなるわけで。動きを更に早めて耳元で好きって囁いたらいきなりギュって締めてきて、突然の締め付けに耐え切れなかった俺は思わず中に出した。それと同時にヒョンがシーツを汚す。

俺の肩に顔を埋めてグッタリなヒョンだけど。全然こんなんじゃ収まらない俺は、体勢を変えて、ヒョンを下にして覆い被さってはまた太ももを掴んで奥深くまで突く。ひっきりなしに涙を零しながら喘ぎ続けるヒョンが可愛いくて、ヒョンのソレも一緒に扱くと、だめだめって首振ってる。その割にはどんどん中の締まりは強くなる。前立腺に狙い定めてずっと突き続けると、背中に回ってるヒョンの爪がどんどん肌に食い込んでくるのを感じる。痛いけど可愛いしそれすら気持ち良い。

「ああっああ..あぅっんんっ〜〜〜っ」

喘ぎ声がだんだんと細切れ感覚になってきてそろそろかなって思ってたら

「ぐがぁっ..なんかでちゃっ..だめだめっ..ああんっあっあッ」

ってそのままあり得ないくらい強い締め付けと共にぷしゃあって潮噴いちゃったヒョン。可愛いしこのまま突き続けたらどうなるかな？って純粋に興味が湧いて突き続けてたら、あんあん叫び声に近い声を上げるヒョン。相当気持ち良いっみたい。ずっと出っ放しの噴水のような潮に快感は誤魔化せない。時折手をかざして遊んでみたりして。このままもう1発出させるか、って思ってた矢先。

部屋のドアを強めに叩く音がして、「何時だと思ってんだぶっ殺すぞ」って某ヒョンから物騒なクレームが来たのでもう終わりにしなきゃねって残念だねってヒョン見たら失神してた。